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エクソソームで新型コロナのワクチンができる?現在進められている研究とは

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院長 黒木 良和

九州大学医学部卒
九州大学大学院修了 医学博士
川崎医療福祉大学客員教授
元神奈川県立こども医療センター所長
元聖マリアンナ医科大学客員教授

今現在最も注目を集める再生医療のひとつ、エクソソーム。

そのエクソソームを利用した新型コロナウイルスのワクチンや新しい予防法が、多くの研究所や大学で研究・開発されています。

今回の記事では、現在進められているエクソソームによるワクチン研究について解説します。

なお、東京ひまわりクリニックでは、純度99%以上の「ピュア・エクソソーム®︎」による点滴療法を提供しています。

カウンセリングは無料となっておりますので、エクソソームに関することはどんなことでもお気軽にご相談ください。

エクソソームをベースとした新型コロナワクチンの開発


Exosomes decorated with a recombinant SARS-CoV-2 receptor-binding domain as an inhalable COVID-19 vaccine“という論文によると、ノースカロライナ州立大学にて、エクソソームをベースとした新型コロナウイルスワクチンが開発されました。

この新しい新型コロナウイルスのワクチンは、肺の細胞から分泌されるエクソソームをベースに利用することで、従来利用されていた筋肉注射によるmRNAワクチンとは違い、肺へ直接ワクチンを届けることができるようになりました。

実験では、このワクチンを2回投与したハムスターの重症肺炎や炎症性の浸潤が軽減したと報告されています。

また、このエクソソームベースのワクチンでは、凍結乾燥した後は3カ月の常温保存が可能となっており、-90~60℃での保管が推奨されていた従来のmRNAワクチンにおける輸送方法や、診療所での保管に関する課題をクリアできるのではと期待されています。

エクソソームを用いたワクチンに代わる新型コロナの新しい予防法

エクソソームを用いた、従来のmRNAワクチンに代わる新型コロナウイルスの新しい予防法も研究・開発されています。

東京医科大学医学総合研究所の研究では、新型コロナウイルスの形状とサイズはエクソソームと非常に似ている点に着目。

その上で、新型コロナ陽性となった患者のうち軽症だった人のみ抗ウイルス応答関連のエクソソームが高発現しており、重症患者にはそれがないことを発見しました。

今後このエクソソームを補充することで、従来のワクチンに代わる新しい新型コロナウイルスの予防法につながるのではと期待されています。

ワクチンの予防効果を下げる新型コロナ株にも対応するエクソソームの有効性

新型コロナウイルスでは、これまでのmRNAワクチンの予防効果を下げるようなオミクロン株の出現などがありましたが、このような新しい株にも対応するエクソソームの有効性についても研究がなされています。

金沢大学の”Preventing SARS-CoV-2 Infection Using Anti-spike Nanobody-IFN-β Conjugated Exosomes“という研究によると、抗ウイルス作用を持つサイトカインを搭載した改変エクソソームを作成することで、新型コロナウイルスの感染阻害効果がもたらされる可能性が示されました。

またこの研究により、改変エクソソームには抗ウイルスの免疫応答を誘導するはたらきがあることもわかりました。

今後、従来のmRNAワクチンに代わり、新型コロナウイルスの感染や重症化を予防する新しい方法になると期待されています。

まとめ


東京ひまわりクリニック公式インスタグラムより

新型コロナウイルスに対して、エクソソームを利用したワクチンや予防法など、今まさに多くの研究が進められています。

すでに疾患予防やエイジングケアの面において、高い効果が期待されているエクソソーム点滴療法ですが、東京ひまわりクリニックでは、純度99%以上を誇る「ピュア・エクソソーム®︎」による安全性の高い点滴療法が受けられます。

点滴はリラックスした状態で受けられ、わずか30分程度で完了するため、日々の美容ケアや健康維持に取り入れやすいのも特徴です。

エクソソーム点滴なら、ぜひ一度東京ひまわりクリニックへご相談ください。

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